僕と英語の旅

英語って旅みたいなものだと思うんです

アメリカで「カフェラテ」が通じなかった話。

英語もろくに話せないまま、単身18歳で渡米した僕は無類のコーヒー好きだった。そんな僕に待ち受けていた予想外の出来事についてお話しします。

渡米して間もない頃、近くのカフェに寄った。
店員さんが笑顔で迎え入れてくれて、僕は列に並ぶ。
見つけた。あった、”Caffè Latte"の文字だ。読める!と胸を撫で下ろした。
異国の地で見る見慣れた文字に心は大いに安堵した。

そしてその時はくる、、、
ドキドキしながらも準備したフレーズ。いまだ。

「暖かいカフェラテを一杯ください。」

つたない僕の英語の、渾身の注文に、店員さんは笑顔で答えた。
「すみません。もう一度お願いします。」
その瞬間頭は真っ白になった。どうしよう。
そんな僕は Caffè Latte の文字を指でさすことしかできなかった。
せっかく準備してきたのに、、、。

店員さんは霧が晴れたかのように明るく「あー。ラテね!」と一言。
あれ、「カフェ」の部分は?と思い、もう一度、、、
「イエス、カフェラテ!」
しかし結果は同じだった。僕の初注文は虚しく散ったのだった。

「カフェラテ」は「ラテ」の部分だけの注文で通じる。

メニューには "Caffè Latte" の表記がありますが、騙されてはいけない。
注文時の発音は「ラティ」もしくは「ラテイ」で通じます。
でもカフェオレは「キャフェオレ」って言います。
「カフェ」の部分、健在じゃん。と思う僕。
ちなみにフラペチーノは「フラップ (frappe)」で通じます。
(フラペチーノは確かスターバックスの商標でしたっけ。)

あと、アメリカはカフェインレスも人気です。
"decaf" (ディカフ)と言うので
"Can you make it decaf?"と言うとカフェインレスにしてくれます。

注文時の流れはこんな感じ。

店員さん: "Hi, what can I get for you, today?" (ご注文は何にしますか?)
僕   :"Can I have a latte?" (ラテ (or ラティ) を一杯ください。)
店員さん:"Sure, hot or iced?" (ホットですか?アイスですか?)
僕   :"A hot one please." (ホットをください。)
店員さん:"Absolutely." (かしこまりました。)
店員さん:"For here or to go?" (店内ですか、それとも持ち帰りですか?)
僕   :"To go please." (持ち帰りでお願いします。)
店員さん:"Definitely." (かしこまりました。)

そして名前を聞かれます。
店員さん:"Your name?" (お名前は?)
ここで聞かれた名前がカップに書かれて、コーヒーが入ると、伝えた名前を大声で呼ばれるのです。
でも自分の名前が上手く伝わってなかったら自分も認識できないので、
誰も取りに行かない と言う不思議な時間が生まれます。
日本語の名前だと発音しにくいので簡単なニックネームをもってると便利です。(例:たかひろ→Taka など)

まとめ

無論、その日からは「ラテを一杯」と胸を張って注文できるようになりました。しかし、また僕は気づくのです、

アメリカのミルクが全くもって体に合わない、、、と。

結局それからは、気がつけばずっとアメリカーノを飲んでいました。
これもまた経験の一つでしたね。

自分の名前だったらどんなニックネームがいいだろう?
こうやって注文したいときは何て言えばいいの?
などなど、質問があれば気軽にコメントください:)

それではまた次回。
Have a good rest of your day!